■■大きなリバウンドを想定■■今週(3/17~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250317W

日曜日, 3月 16, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

最初は完全に白旗を揚げるつもりであった。金曜日日中セッションのみならず、ナイトセッションまで上昇を続けられては、「底打ちしたのだ」という考えがどんどん強くなっていくばかりであった。

しかし、時間が経つにつれ悪魔の声が聞こえてくる。

『本当にそれでいいのか。あれだけウリに情熱を注いでいたオマエではないか。ちょっと反撃されたくらいで引き下るのか。ここで引き下ってるようでは世間の笑いものになるぞ。一度始まったトレンドはそう簡単にひっくり返らないはずだ。それにあの莫大な含み益をとり返そうとは思わないのか、この弱虫めが。』

宗旨は簡単に変える。風見鶏と呼ばれるのは投機家にとってはむしろ尊敬語だ。だから、1日で売り目線から買い目線に変わることなんざ、何とも思っていない。

だが、損は取り戻したい・・・その一念だけである。

・・・・・・

【現物225指数・変則週足&通常週足】

この週足を見るたびに底打ちへの思いが強くなった。

先週の下ヒゲ陰線も前2週ほどの実体コマ足ではないが、それでもまだまだ下落の波は止みそうにないローソク足形状である(だから金曜日も余計に下方向を確信していた)。

けれどもし、金曜日の陽線1本だけでとどまらず、明日から水曜日まで(木曜日は祝日)上昇し続けたとしたら、それはもうリッパな陽のツツミ足。ついでに2週前の下ヒゲ陰線も包んじゃえば、いよいよ第3波の始まり始まりは隠しようがない。

一方で、この通常の週足では下ヒゲ長めのほぼ十字線。雲の薄目で反発しているように、その姿は「よっ、底打ち」と声をかけたくなるほど美しい。こちらも、明日から上に寄り付いて最終金曜日終了時点で明朗な陽線ともなっておれば、典型的な天底転換サイン。明けの明星の亜種になるだろう。

「やはり、底打ちなのだ。おれは敗れたのだ」

こんな敗北感の中で紡ぎ出したのが次のシナリオである。なんとか失った含み益を取り戻したい一心でのシナリオ作成であった。

【日足】

最初はこんな風に波動シナリオを変更した。

ここ2週間ほどのレンジ下放れ相場を、元々はダイアゴナル5波の調整2波動目と位置づけしていた(先週までの記事参照)。もちろんそのままでも差し当たっては問題ないのであるが、図の様に、4波が7/11高値から始まるトライアングル修正波であり、金曜日からはそのC波が終了して、D波(上方向)に進行したのだというシナリオに変更したのだ。

大きな違いは、変更前が日足はすでに5波に進行しているが、変更後はまだ4波中ということだけであろう。まだ5波になっていないということである。2波の調整というより、4波トライアングルの方がいろいろ融通が効くように思ったからだ。

それはいいとして、このD波になったというシナリオも完全に満足のいくものではなかった。売り目線から買い目線に突然転向したような筆者ではあるが、それでもまだわだかまりは消えていなかった。

大陰線無き底打ちはないと言ったばかりではないか。それに出来高も大したことはない。やはり底はまだ先にあるのでは?」

そこで考え直して、やっとこさ自己満足感、自己肯定感を得ることができた。こうだ。

トライアングルC波を延長させてやった。D波の部分をC波の第2波動と位置づけて、その第3波動で今回果たせなかった大下落の夢をもう一度見ようと思ったのである。前のC~E波だと、A波、B波に較べてその大きさはいかにも見劣りがする。いっきに規模縮小な感じが見苦しかったが、これで見栄えが良くなった点も気に入った。

そして何よりも、2波動目を大きくリバウンドさせることによって、よりでっかい儲けを目論むことができるではないか。

今週はこれでいこう。そう決めてもう一度【現物225指数・通常週足】を見た。

筆者のチャートには、くっきりはっきり3本の陽線が出現していた。たぶんチャートソフトが暴走したのであろう。先走りすぎかもしれない。

だが、左に見える昨8月の令和のブラックマンデーとその後の週足の形状とそっくりではないか(緑色楕円囲み)。つまり、明日からの3週間はあの時の縮小コピー相場』になるとチャートソフトが教えてくれているのではなかろうか。

そして3週間後と言えば4月の第1週目だ。つまりその翌週は4月ミニSQ週になる。そこら辺からC波第3波動の下落が始まるのかな。なんとなく辻褄も合ってきたのではないか?

そういうシナリオの基、下位足を分析してみよう。

【4時間足】

緑色の3波動が日足トライアングルC波第2波動を構成。その1番目波動を赤色3波で表して、更にその赤色3波動目の副次波3本を青色ラインで表している。現状はその青色ラインの1本目だろう(終了したか否かは不明)。

今週はこの青色3波動の2本目の反転、3本目の上昇となる週である。

注意すべきはこの赤色3波でC波の第2波動が終わってしまう可能性もあるということだ。つまり、残念だが全リバウンドはここまでで終了してしまうことも想定しておくべきということだ。それは仕方ない。しょせんはかりそめの上昇なのである。あいつらの都合でいつ終わっても文句は言えないのである。

また、今週は注目の重要イベントが19日(水)にある。それを気に懸けて、週足は陽線にならず、小さな陰線あるいは十字足で終わる可能性もある。が、これも結果論であり、総じて堅調な相場が展開されるものと思っている。

日銀に関しては、先週までに植田総裁による利上げに関する事前のサービスアナウンスが放たれていた。その時の相場は下落で応えたが、今週はその成果が出て、あまりに酷い内容でない限り相場にはすでに織り込まれているはずである。

FOMCも現状維持路線で変更がないようだ。パウエル談が気になるが、トランプが背後からピストルを突き付けている。恐くってヘタな事は口にできないだろう。(むしろハト派発言の可能性大だ。)

今週は米国もまたメジャーSQ週を迎える。3指数とも先週まで随分と下げた。SPは完全下落転換らしい。そうなら今週はある程度戻すだろう。さっそく金曜日は上昇した。ならアメリカ株も今週は堅調推移か。日本株が足を引っ張られる場面は少なそうである。

・・・・・・

そういうわけであるから、月曜日からは上目線になる。さっそく戦略会議としよう。

この1時間足チャートにあるように、青色波動はまだ3波動目が終了したかどうかの瀬戸際で、いずれにしても4波目の押し目をつけてから5波動目の上昇を演じてくる(緑色ライン参照)ことは明白であろう。よって、月曜日は必然押し目買いとなる。


<重要ライン> 

①40975〜41310・・・日中マド1

②40225~40595・・・日中マド2

③38730~38885・・・日中マド3

④37990・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡目標値

⑤37805・・・4時間足上値メド

⑥37790・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値(5波動目目標?)

⑦37760~37835・・・日中マド4

⑧37660・・・1時間足480MA処

⑨37650・・・日足・4時間足戻り高値

⑩37625・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑪37370・・・ナイト高値

⑫37350・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑬37335・・・日中マド5上辺

※37270・・・ナイトセッション終値

⑭37230~37145・・・ナイト上昇の浅押しゾーン

⑮37205・・・ナイトセッション・ハーフバリュー

⑯37110・・・BS転換ライン

⑰37080・・・日中マド5下辺

⑱37075・・・ナイト上昇の50%押し

⑲37005・・・ナイト上昇の61.8%押し

⑳36915・・・ナイトセッション・バリュー下限値

㉑36905・・・前日日中マド埋めライン

㉒36850・・・5日線処

㉓36455~36095・・・新・4時間足底ネックゾーン上辺

㊵35725・・・日足直近安値

㊶34700・・・デッドライン


<詳細>

押しは、すなわち4波動目は浅そうだ。⑭ゾーン内で決着がつきそうな気がする。迷わずカイだろう。もちろんよく観察した方がいいに決まっているが、もっと下落したとしても⑰のマド埋めラインまでの下落が瞬間的にあるだけ、と思っている。臆せずカイだ。

ただ、5波の頂点はそう遠くはない。⑧を超える超えないの処だ。いったんの利確ポイントである。1時間足の480MAは1時間足から見れば日足に相当する。必ず1回はココで止まる。しかし、最終的には⑦のマドウメ程度まで伸びるのではないかと考えているので、ガマンのしどころでもあろう。(ただ、これも一度大きく下落してからのことかもしれないが。)

また、金曜日からのロスカット組が多かったりした場合は、寄り天も想定しとかなければならない。そのパターンは3波がまだ終了していなかった場合のことかもしれない(寄付きが終了点)。4波の調整が長引くことになる。⑫を超えたところでの寄付きにはご注意。やみくもにウリができない相場環境だろうからトレードは難しくなるだろう。


<ポジション>

売1(37300台) 1枚減、中身も入れ替え

買1(36900台) 新規1枚増

希望の星であった売玉は見事玉砕。慌てて買った買玉と破れかぶれの売玉の両建てとなった。ここからは上記通りの値動きになるなら、売玉は早期決済、買玉の増玉に動くことになる。あ~あ、なかなか儲かりませんなあ。


<前日感想戦> 

売り目線一辺倒の筆者のトレードはお見通しだろう。買いの勢いを無視してウリばっかりやってたんだから。なのでその辺は省略。

9時寄りと同時に大きく下にもっていったのを見たから、一瞬ヤバいかもと思ったのだが、「ある程度上昇したらまた下落するはず」との思いも強かった。ある程度時間を長く見てからの仕掛けだったが・・・。

「これが最後」との覚悟のウリは後場始まってすぐ。36745円、36750円に計1500枚のウリ板を発見。「はは~ん。ここを突破して終了かな」と36770円でのウリだったが、10分も経たず36805円でロスカットさせられた。

でも、買いの勢いは止まったかのような感じもしたので「もう1回だけ、おねがい」と1時10分前に36850円で仕掛けたが、36790円までの下落のアトすぐさま切り返されるのを見てあきらめ、5円で終了とした。同時にホールド玉1枚利確。もちろん含み益大部分消失。ヤル気も消失。

大引け後も「くそー、これはリバウンドでもなんでもない。単なる振るい落としだ」なんて思っていたのだから、お人よしにもほどがある。「皆が皆、ウリに傾いていた時は気をつけなくっちゃね、反対に振られるから。きょうはそれ」などと能天気な評。

で、ナイトに期待だったが、早々に剥落。上昇が止まらない。最後の売玉を36865円で手放すはめに。何をやってんだか。

仕方ないから、6時過ぎてから36930円でカイをやった。筆者にしてみたら非常に屈辱的なカイだったが、その時にはすでに「上昇し続けるなら」37110円や37290円の数値を算出していた。

予想通り上昇は続いたが、やるせない思い。就寝前38310円の売指値をして寝たのは何時だったかてぇくらいのヤケ酒日和であった。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

役に立ったらクリックお願いします。

自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

お問合せ#お気軽に

名前

メール *

メッセージ *

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ