■■上昇自体が売り材料■■今週(4/21~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250421W

日曜日, 4月 20, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

重要なイベント日を見落とすという不注意からのチョンボで、大儲け道から一時大きくそれてしまったが、金曜日何とか立て直した。

筆者の相場観に間違いはない、改めてそう確信した週末であった。その相場観とは、まだ下落波動は残っている、今はただただ下落途中のリバウンド局面ということである。

先の急落の底から4000円超も上昇したのだ。世間的には安堵感も少しずつ出かかっているようである。

「まだどっちに転ぶかわからない」というトレーダーが多ければ、逆に筆者は買っていくことも考えたが、やや楽観派が持ち直した感もある現状なら、ますます売りたくなってきている今日この頃だ。

まず、米国3指数の波動シナリオが酷い内容である。このことがわが相場観を裏打ちしてくれることになる。

(マネースクエア社の宮田直彦氏の受け売りで申し訳ないが、筆者はまるっきり米国指数に関しては門外漢であるため、仕方なくそのまま参考にすることにしている。)

氏によると、波動カウントはまちまちであっても3指数はどれも下落トレンドのリバウンド局面であることに変わりなく、いずれは大きな下落トレンドが再開されるという。そうなら、ある程度連動するというか、その値動きに影響を受ける日経も安穏とはしておれないはずである。このまま一本調子での上昇はないだろう。

次に現先物価格の下に日中マドが残っている。下記<重要ライン>欄の⑳(32000円台)だ。これを埋めずして上昇してしまうことはない。必ず埋めるために戻っていく。つまり最低限32000円台前半までは下落するということだ。これは安値更新を必ずしも意味しないが、今の上昇がそれほど続かないということは言えるだろう。

・・・・・・

では、今後の波動進路について見ていこう。まずは【日足】から。

4/7の安値30650円で大底を打ったと考える向きはおそらく、この緑色ラインの3波構成を、4波のフラット修正波シナリオとして想定されているのであろう。筆者も当時はそうであった。そうであったから、当日底値買いを実践したのである。「5波動目なら買う価値あり」だ。

しかし、どうもそうでないらしいと感じ出した経緯は先週記事を参考にしてもらいたいが、とにかく4/7大底感が信用できなくなったのである。

筆者の頭の中の第一シナリオは、赤色ラインのようなジグザグ修正である。ダブルジグザグといった方が正解かもしれない。

そして、ここでは複合修正波として、赤色矢印(3/26高値36970円)から2つ目のジグザグ波動が始まっているものとして話を進めることにしよう。

そうすると現在の状況説明としては、ジグザグb波のリバウンド局面ということになろう。そしてこのリバウンド上昇が終了次第、c波の下落トレンドが再開されるということになる。

これが今週以降の大枠のシナリオであるが、図のライン引きのように事はそう単純ではない。このb波がクセ者なのである。

このb波が単純なジグザグ3波動であれば、単純に考えればいいだろう。しかし、いったん下落して(その下落をc波と見せかけて)、再度上昇すればどうなるだろうか。b波自体がフラットかトライアングルになってしまうだろう。

そうなりゃ、買いをするにも売りをするにも腰が落ち着かない状況に追い込まれるはずである。長期のスイングトレードなどもってのほかであろう。

しかし、残念ながらそうなる確率が高いと筆者は考えている。原因はトランプが発した「相互関税90日間猶予」発言だ。このためにこの6限月の期間中では波動をはっきりさせ、それに則った玉を持つことはできなくなった。今現在の下落の直接的な原因とされるトランプ関税問題が解決の見込みのないまま進んでしまうからだ。

したがって、当然7月の声を聞くまでは、相場は保ち合い相場を続けることを余儀なくされるだろう。

その保合いレンジは、35500円辺り~30000円前後だ。前の安値30650円を下抜ける場合も大いにある。b波がフラット修正波の場合でも可能なのである。だから、波動を読解する上でかなり厄介なことになろう。早々に決断することはできそうにない。

しかし、そんなことはまだ先のことだ。今週はこのb波のリバウンド上昇がどこまで伸びるか、という問題に集中することが先決である。たぶん、このb波の頂上でのウリ仕掛けだけが、7月までの唯一の安全トレードということになるかもしれない(※)。だとすれば、ぜひとも獲って持っておきたい売玉になろう。

※厳密には完全に安全とは言い切れない。それはフラット修正のc波がb波の頂点を少しだけ突破することはよくある現象だからだ。c波巨大型フラットでなくて通常のフラットでも普通に起きることなのである。この場合はあきらめていったん決済後に改めて売り直すしかないだろう。

(参考)緑色点線について

先に挙げた緑色3波動でのフラット修正を想定している向きにとっては、この点線水準=35725円は非常に重要である。というのは、フラット修正とした場合の現在地はC波の4波動目ということになるから(赤色ライン)、エリオット波動・衝撃波のルール「1波と4波は重ならない」を適用することができることになる。つまりはこの35725円は買い方にとっては非常に厚い壁となる水準なのである。

・・・・・・

では、次にこのb波の進行具合を見てみよう。【4時間足】は欠かせない。

このイメージ図では現在地はジグザグ波動b波内の3波動目c波ということになっている。その形態は全3波動構成(緑色ライン)のエンディング・ダイアゴナルだ。その中の3波動目途中だと思われる。

ここからは4波動目の下落、そして大団円5波動目の上昇が待っている。スインガーにとってはこの5波動目のテッペンでショート玉を持つことが今週の最重要任務となる。恋女房をコメ兵に売ってでも手に入れたい売玉のはずである。

3波動目だから1波動目頂点=赤色実線は超えてくる。必ず超えてくるだろう。それは我々に買わせるつもりだからである。

「ほら、戻り高値も突破したんだよ。安値もどんどん切り上げてるじゃないか、ここで買わない手はないよ、お前さん」とケツを叩かれ、あおられて、ついつい買ってしまうのである。

が、喜んだのもほんのつかの間、エンディング・ダイアゴナルの習性としてその始点(今回の場合は32500円水準)までアッという間に転落してしまうはかない運命が待っているのである。

b波自体が「ダマシのb波」と呼ばれる如く、我々をだます目的で発生した波動である。くれぐれも注意さたい。

・・・・・・

では、明日月曜日の戦略会議だ。

この【1時間足】で見られるように、月曜日はとりあえずは③波動目の頂点を目指すことになるから、この日の仕事はそこまでを買うか、そこから売るかの2種類が考えられる。どちらが先になるかは、寄付きから先にどちらに動くかによるだろうことは当然だ。


<重要ライン> 

①40975〜41310・・・日中マド1

②40225~40595・・・日中マド2

③38730~38885・・・日中マド3

④37595~37615・・・日中マド4

⑤36165~36895・・・日中マド5

⑥36095~36345・・・旧・4時間足底ネックゾーン

⑦35760・・・4時間足上値メド

⑧35725・・・全体フラットならCー1波頂点(ここまでは上昇しない)

⑨35280・・・本日上昇目標値2

⑩35235・・・上昇転換ライン2

⑪35220・・・上昇転換ライン1

⑫35140・・・直近高値

⑬35085~35445・・・日中マド6

⑭35080・・・1時間足480MA

⑮34920・・・本日上昇目標値1

⑯34800・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※34660・・・ナイトセッション終値

⑰34625・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑱34465・・・金曜日日中バリュー下限値

⑲34395・・・5日線処

⑳32645~32330・・・日中マド7

㉑32460・・・ダイアゴナル始点

㉒30750・・・4時間足下値メド

㊶30650・・・直近安値

㊷30615,29400,29070,28350、27875,27820、26320、25830・・・大底候補値


<詳細>

なので、まずは③波の天井から推測しておこう。

⑫以上の数値は⑤波動目の天井のために取っておくことにする。

すると必然的に③波動目の頂点は35000円前後が適当なのではないかという妄想がまとわりついてくる。ナイト終値からはたった400円程度の上昇だ。

⑬の入口か、⑭タッチまであるか、35000円に届かなけりゃ34900円台までは上がるだろう。・・・こんなところだ。

この場合は、寄付きから先に上昇して⑯を超えれば飛び乗ればいいだろう。そして頂点を確認したらド転ウリを入れることも必須だ。

先に下落したらどうなるか。この場合は⑰を下抜ければ飛び乗ればいいと思っているが、下はあまり余裕がないように思う。⑲あたりまで下がってくれるのであればさっさと売るだろうが、実際は34500円割れ、せいぜいが⑱あたりまでだろうと考えられるので、ウリはあまりやりたくないかな。④波動目の底を確認してからの買いだけに集中するのが現実的かもしれない。

この場合の買いは500円幅以上を見込んでいることは言うまでもない。

「飛び乗ればいい」との過激発言は、ナイトセッションでの値動きが平坦だったからである。おそらく寄付きは上下どちらかにマドを開けてからの急騰、急落になる可能性も高い。寄付き時点でバリューゾーンを突破しているということだ。そんな場合は、その突破した方向に順張りでついていくのが良策と思っている。「反転が恐いから押しを待つか」という心配はご無用。

ここまで波動の方からわれわれに歩み寄り、お膳立てをしてくれているのである。上昇も下落も、ウリもカイも全部おいしくいただくのが、トレーダーとしてのマナーであると考えている。


<ポジション>

売1(37200台) 変わらず

買2(31000トビ台、31200台) 変わらず

戻り天井は今週中か来週になるかどうかといった処。35000円を超えてきたらウリGOでいいだろう。


<前日感想戦> 

木曜日ナイト遅がけに手に入れた買玉は9時前のドタバタで34450でいったん利確しておいた。「先にちょっと下がるかな」。

9時20分過ぎ待望の34415円カイ。あまりに下げすぎて恐かった。1時間後バリュー34685円チョイ手前できっちり利確。

11時前にも34575円で買う。これは20分後34620円で利確。「レンジになるかな」。

後場も快調。高値更新した後下げてきた処を、1時半過ぎ34635円と前場のもち合い高値で買う。「上がるなら底値になるはず」で、3時に34750円で利確決済。

この日の思惑はことごとく当たり。こういったトレンドがはっきりわかって、かつおとなしい進行なら大体いける。

ナイトも頂こうとしたが、オープン1時間ほどの値動きを見てあきらめ、終了とした。

なお、米国市場が3連休となる前後の日経の値動きについては以下を参照してほしい、

■■米国・祝日前後の日経はどうなるか■■今週(8/26~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240826


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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