<おことわり>
GWに入る。筆者はどこと言って行く宛はないのでずっとトレードすると思うが、問題は酒である。たぶん酒浸りの期間になるだろう。よって、いつものようにきっちりと定時に起床して相場を分析することができないかもしれないのである。が、それでは自身もトレードができないので分析はやるが、その発表時間だけは大目に見ておいてもらいたいと思っている。最悪寄付きギリギリになってしまうこともあるだろう。また祝日取引日は休載させてもらうこともあるので、お含みおき下されたく存じます。
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タイガースは絶好調。そうは言っても、筆者の予想は絶不調。相場がここからどういう道筋をたどっていくのか、一向にわからないからである。いや、正確に言うとわからなくなったからである。
今週の半ばまでは自信に満ち満ちていた。この上昇はダマシのB波による上昇だから「気ぃつけなはれや」だった。だが、その期待もむなしく相場は上がり続けた。
戻しの基本=61.8%戻し=35175円を軽々と突破した。世間では「トランプだから」と下落した時の言い訳を施しながらも、「大底」は見えたと言い出した。確かに好材料ばかりだ。そして相場はそれらの好材料に機敏に反応しているようである。
そうなると生来根性なしの筆者は自信が揺らぎ始める。「もしや新しい上昇1波がとうにスタートしていたのかも」。
・・・残念ながら、今週は降参だ。
予想の当り外れなどは大して気にしていない。どっちみちまぐれなのはわかっているからだ。ブロガーとしてむしろ心がけているのは、信ぴょう性などはどうでもいいから、いかに面白いシナリオが書けるかである。それが何にも浮かばないのだ(※)。想像力がついに枯渇したのかもしれない。
そういう意味で今週は降参だ。それでも今のところの心境だけは書いておかなくてはならないだろう。
・・・どうしても上昇波動には見えない。ジグザグ波動のB波(上方向)であるとの認識でやってみる。相当遅れたとしても、上昇波動に見えてきたら、その時に対応することにしよう。
である。
(※)実際には面白そうなシナリオは準備していた。確か水曜日の朝記事中で、
『親愛なるベッセント長官殿 次なるを楽しみにお待ち申し上げます』なる一文があったのを覚えておられるだろうか。これがオッモローなシナリオへの布石のつもりだった。
あの安値を付けた日以降、トランプは相互関税の90日延期発言に続き、パウエル理事長解任否定発言で、市場の混乱を救った形となった。しかし発言者はトランプだが、それを進言したのはベッセントだともっぱらの噂だ。上記の一文はいわばホワイトハウスに現れたパリピ孔明ともいうべき彼の3つ目の進言を期待しての一文であった。
その3つ目をもって、筆者は売りGO!と書くつもりであった。材料出尽くしという意味だ。だが、先週中には出なかった。小さな好材料的発言はあったが、前2つほどのインパクトのある内容ではなかったのである。だからボツ記事にした。
ところで、金曜日のランチ時に相場が急騰した。ドル円相場の上昇を伴ったもので『もしや』と思ったが、ブルームバーグでがっかりした。しかし、内容的には中国が相互関税の一部除外というビッグニュースだ。これをベッセントが発信してくれていたらなあ、筆者のハラも決まっていただろうに・・・。
【4時間足】
図のようにあくまでジグザグ修正波(Wジグザグ2つ目の)であり、現在地はそのb波中の3波動目であり、その3波動目は図のように5波動構成のエンディング・ダイアゴナル形であり、その③波動目最終局面となっている、というのが筆者の自信をおおいに欠いた立場であることだけはこそっとでも書いておこう。
それでも足元のトレンドはどう見ても上昇トレンドである。これに異を唱えるつもりはない。そのまま直近の上昇を5波動目と解釈してもいいし、その形態をエンディング・ダイアゴナルだとしても当てはまるだろう。
要するに、新1波の途中だともダマシのb波だと言っても、どちらでも通用するのである。これが波動だけでは判断できない、テクニカル分析の限界なのかもしれない。筆者が知らないだけかもしれないが・・・。
とにかく先を急ごう。
図でジグザグb波としては、水平の赤色点線(a波始点37970円)を超えての上昇は許されない。つまり37970円以上になったら説は破綻することになる。
しかしその時、筆者の内にまだ意固地さがなくなっていなかったら、こう言うだろう。『Wジグザグではなかった。wスリーだ。2つ目の修正波はフラットだった。』と。
フラットならa波始点を超えていくことは説明できる。そしてあろうことか、フラットならあのa波終点=30650円をも割り込んだとしても許されるのである。
恐ろしや恐ろしや。しかも、ずるいったらありゃしないのである。これをもって、エリオット波動は詐欺だ!信用できない!!と言うなかれ。とりあえず学習することだ。勝てるようになる。
話を戻そう。図の青色⑤波頂点がどこなのかははっきりしないが、その⑤頂点からは下落が待っていることは確かだ。だから、今週はその⑤波頂点までの上昇を獲ることと、その頂点からの下落に備えた売玉を仕込むことが仕事になることくらいはわかるだろう。
そして、⑤の頂点はわからないが(※2)、そのアトの下落の最低ラインはわかる。先週も言っているように日中マド埋め=32330円(下記㉗)までは確実に下落するはずである。またエンディングダイアゴナルならその始点=32460円まで下落するというアノマリーも心強い。ほかに何も自信を持って言えないが、この2つだけは声を大にして叫びたいと思っている。
(※2)今の心境だと37000円は超えてくるかな、という感じではいる。
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ここからどれだけ伸びるのか皆目見当がつかないから、【イベントスケジュール分析】で歯止めをかけようと思う。
GW期間のイベントは面白いこととなっている。
5月1日(木)に日銀発表、同7日(水)にFOMC発表だ。つまりGWの入口と出口でこんな重要なイベントが組まれているのである。これを利用しない手はない。
日銀は大方の予想では変わりなし。金利を上げたくてもできないだろう。まあまあの円高も好都合だ。
問題はFOMCだろうか。パウエルは拳銃を突き付けられながらよく頑張った。そのタフネスぶりが逆にトランプの解任否定発言を引き出したと言っても過言ではなかろう。だから今回は利下げしないと見た。
が、それを聞いたトランプがどう動くかだ。我慢できるのか?あいつは執念深い男だ。一度は頭を下げた相手でも、2度目は食ってかかるに相違ない。ファック・ユーと何度も叫ぶだろう。そうなら相場が急転するに違いない。逆におとなしくしてられたら、相場にとっては好材料である。ここでもベッセントの手綱さばきが見ものになってくる。
これらを勘案して、分析してみる。
GW前半、すなわち今週木曜日までは比較的堅調に推移するだろう。上のチャートではもちろん青色⑤波を狙える。その⑤波の高値はどこまでも追いかけていい。どこまで上昇するかはわからないが、日銀発表までは高値を追いかけていいだろう。
昔は、追いかけていいのはヨコハマか雪国だった。もっと昔は雨の曲がり角くらいなものだった。だが、今回は違う。時間の許す限り追いかけていいだろう。
しかし、その前後ではきっちり利確を入れておいた方がいいと思う。トランプが何を言い出すかわからないからだ。
おとなしければ相場は続伸する。おそらく最終的に37970円を超えるところまでは伸びるだろう。そうなりゃそれが新1波の天井になる。つまりは7日のFOMC前後が波動シナリオを断定できるターニングポイントとなるかもと見ているわけである。筆者はそこで結論を下すつもりである。
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では、明日・月曜日の値動き予想とトレード戦略だ。
明日は下がる、と見ている。【1時間足】
この現在の③波のここからの上昇余地が小さいと考えられるからである。
①波の上昇値幅に着目した。<32460→34830>の2370円幅だ。比べて③波はすでに2220円幅の上昇を達成している。差は150円。ほぼいっぱいいっぱいまで上昇したと考えてもいいだろう。
もちろん、①波=③波になるとは限らないし、もっと大きな値幅になることもあろうから、どこまででも追いかけてもそれは自由だ。各自の判断によるだろう。筆者がそれほどの大きな上昇は見込めないと感じているだけである。
よって、上値を試して重くなってきたら、1度はショートを実行してみるだろう。3回くらいは間を開けて試してみるかもしれない。
<重要ライン>
①40975〜41310・・・日中マド1
②40225~40595・・・日中マド2
③38730~38885・・・日中マド3
④37970・・・ジグザグa波始点
⑤37595~37615・・・日中マド4
⑥36950・・・4時間足大ジグザグ上昇N値
⑦36890・・・4週前週足大陰線高値
⑧36880・・・4時間足上値メド
⑨36500・・・日足戻り高値
⑩36405・・・本日上昇目標値(実験中)
⑪36240・・・ジグザグa波下落の76.4%戻し
⑫36230・・③波=①波ならの場合の3波頂点候補
⑬36165~36895・・・日中マド5
⑭36120・・・本日上昇目標値
⑮36095~36345・・・旧・4時間足底ネックゾーン
⑯36080・・・ナイト高値
※36035・・・ナイトセッション終値
⑰36015・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑱35940~35850・・・ナイト上昇の浅押しゾーン
⑲35880・・・前日日中マド埋めライン
⑳35825・・・本日下落可能値1(実験中)
㉑35690・・・ナイトセッション・バリューハーフ
㉒35505・・・ナイトセッション・バリュー下限値
㉓35480・・・4時間足押し安値(ナイト安値)
㉔35430・・・本日下落可能値2(実験中)
㉕35235・・・下落転換ライン
㉖35040・・・5日線処
㉗34705~34380・・・日中マド6
㉘32645~32330・・・日中マド7
㉙30750・・・4時間足下値メド
㊶30650・・・直近安値
<詳細>
というのも、やはり⑮や⑬の入口、⑪前後という鉄壁の守りが見えているからだ。これらの内のどこかで頭打ちになるだろうと踏んでいる。
逆にこれらを簡単に突破していくのなら、もう迷いは吹っ切れる。新しい上昇トレンドの1波がスタートしていたものとして波動を見ていくことにスパッと切り替える。FOMCまでの期間を見る必要もない。つまり⑤波の頂点は37970円を突破していくだろうとの予想でトレードを組み立てることになろう。
が、③波が⑮~⑪あたりまでの常識的な上昇で終了するなら、そこからは下落するはずである。そのショートは800~900円幅を見込めることになる。
その下落見込み幅も上のチャートから想像できる。すなわち2波の値幅分970円幅だ。④波はこれと同等分までがふさわしい。いや、ダイアゴナルとしては970円より小さいほうが、先すぼまりの形になって見栄えがいいだろう。だから800~900円なのだ。
寄付きから先に押し目を見つけて買うことも可能だ。⑲をメドに買えばいいだろう。この場合は儲かるかもしれない。ナイトセッションでつけた高値⑯くらいは抜いていくだろう。
月曜日はそんなところか。もちろん下落の底(④波底)は是が非でも買うべきだ。今週のメイントレードになる可能性を秘めている。しかし、この⑤波は難しいかもしれない。どこまで上昇するかわからないと上で書いたが、逆にいつどこで反転下落に転じるかもわからないからだ。(FOMCよりもずっと前のことだってある。)これについては4波底を握った時点で説明しよう。ここでは気を抜けないとだけ言っておこう。
<ポジション>
売1(37200台) 変わらず
買2(31000トビ台、31200台) 変わらず
買玉も売玉も利確できていないことが、今の筆者の心境をあらわしている。買玉を1枚早期に手放したのが今となっては失敗なのだが、その失敗が残りの玉の対処に及び腰となっている原因だとの自覚もある。
当分はデイトレで稼ぐしかない。おかげさんでデイトレ収入は好調だ。スイングなどやめて、デイトレだけでも喰っていけるとさえ自惚れてしまうほどだ。
けれど、「それは高ボラの今だからこそ。いつまでも続くものか。その日暮らしがどんなものなのか、わかっているのかい」と考え直した。二刀流でいこう。
<前日感想戦>
ずっと押し目買い目線でいたが、どうも上値が重くなってきたように感じ、10時頃に35625円でとうとうウリに手を出した。15分足に上ヒゲ長めの十字足が出現したのが頼りだったが、15分後に反撃にあい35610円で撤退。
『やはり前場はカイが強いか』だったが、その急上昇がダマシで、手放した直後に再下落開始。5分後慌てて35570円でウリ再チャレンジ。アト安値だったから、あまり深くは追わず。目標値38450円のチョイ手前で利確。15分も経過していなかった。
後場。始まる少し前に謎の急騰。原因がまたブルームバーグ報道とわかって『乗ってみるか』。12時半過ぎ35710円でカイ。そして押し目と思しき35800円でもの増玉が1時を20分近く回ったころ。
この上昇で36000円前後までを目論んでいたのだが、やってしまった。1時半前に35750円、続いて35730円のカットで合計赤字転落。これでイッキのやる気消失はいつものこと。
ナイトに賭ける。ナイトは予想通り重苦しい展開。6時半近く、35660円ショートは日中バリューハーフ=35650円に戻った処。
仕掛けは抜群だったが、決済があかん。いつも通り日中バリュー下限値=35470円のチョイ手前=35480円に指値しときゃよかったが、上昇してしまった8時半頃35580円でチョン。遣らずの涙雨となった。(尚、35480円でも枚数の関係で約定しなかった可能性もあることはある)。
これでイッキのやる気消失はいつものこと。それに加えて、その夜はタイガースがめっぽう強かった。早い時間から酒浸り。「なんでド転しなかった」は朝起きての祭りとなった。
以上。
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